『徒然と』・・・道楽

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トップページ >> カテゴリ: 『医療・病気・怪我』 『芸能界・芸能人・マスコミ・業界』 >> 北斗晶、退院会見一問一答全文

 ―どのような手術を。

 北斗「検査入院の時に右の乳房の乳首に…乳首の真後ろはブラインドスポットと言われているんですけど、2センチの腫瘍がありました。で、腫瘍を取るにはどうしても全摘しかないと。乳首だけは残せないかという話をしたんですけど、残すことによってがんが再発することもありますし、無理に残して壊死してしまい、もっと大きな手術をしなければならなくなることもあるということで、右の乳房は諦めることにしました。(そのことを)世間の人に伝える義務があると思いました」

 ―経過は。

 北斗「手術前は(医師に)『開けてみないと分からない』と言われたんですけど、残念ながら右のわきのリンパ節に転移がありまして、悪性でしたので、全て説明を受けて神経とか周り(の部位)を取る(切除)ことになったので、今はわきに冷たいとか熱いとか痛いとかっていう感覚は全くないです。30センチくらいの傷があります。いつかみなさんに見せたいと覚悟を決めています」

 ―検査に至る経緯は。

 北斗「なんとなく違和感があって。検査に行こうと思ったきっかけは、私が使っている銀行に乳がんってこういうものっていう模型があったんです。そのしこりの部分を触った時に、もしかしてって(自分の胸の)違和感が似ていた。それで行くことに決めたんです。で、細胞を調べてもらったところ『(病院にもう一度)来てくれ』と言われて、がんの陽性反応が出ているからと。で『パパ、乳がんになっちゃったみたい』って。自分の身に起こっているような気がしなかったです」

 健介「まさか自分の女房が乳がんになるなんて考えたこともなかったので、本当に理解できなかったです。どういうこと? どういうこと? なんで?って感じでした」

 北斗「私の家族は遠い親戚も乳がんは1人もいないんです。乳がんは遺伝だと聞いていたことで、自分は乳がんにはならないと思ってしまっていました」

―7月7日の宣告後、家族でどんな話し合いを。

 北斗晶「最初の病院で調べてもらった後、紹介状を書くから大きい病院に行って下さいと。いったん家に帰って、どうしようかな、陽性反応が出ても違うかもしれないなと思ったので、ハッキリ分かってから会社(自ら社長を務める所属事務所)のみんなに伝えようかと思いました。マネジャーと副社長には仕事のこともあるので最初に伝えて、その後、マネジャーに伝えて。で、入院(9月24日)の10日前に息子たちに伝えて、私の姉妹に伝えて。両親には言いづらくて、何て伝えたらいいのか分からなかったので、彼(夫の佐々木健介)に任せてしまいました」

 ―子供にはどんな形で。

 佐々木健介「乳がんと言っても下は12歳(次男・誠之介君)、上は16歳(長男・健之介君)なので(具体的には分からない)。だから、大事な話があると。話をする前に見てほしいものがあると思って『余命1ヶ月の花嫁』のDVDを見せたんですね。見ながら横目でチラッと見ると、(息子2人は)何かあったのかなって顔をしていました。その後で『ママが乳がんになっちゃったよ。これから大変だけど支えていこうねって…』(涙)。言葉がうまく出てきませんでした。つらそうな表情をしていました」

 ―北斗にとって家族とは。

 北斗「(子どもに伝える日)仕事に行っている間に(家族が)『余命1ヶ月の花嫁』のDVDを見ることは分かっていて、私たち夫婦は映画館で見ていたので(ヒロインが亡くなる)結末は衝撃的かと思いましたし、子どもたちにとって酷(こく)すぎる気もしましたけど、これから検査をして、抗がん剤、放射線、ホルモン剤と治療をやっていくにあたって、脱毛もするわけじゃないですか、私の体に変化が出てくる中で、何も分からずにいるより、酷かもしれないけど、やっぱり本当のことを伝えるべきだと思って伝えてもらいました。でも、仕事から帰ると『お帰り~』って玄関まで愛犬と一緒に出てきてくれて。下の子はハグしてくれて、上の子はニコって笑ってくれて。息子たちなりに私を励まそうとした『俺たち大丈夫だよ』っていうメッセージだと思いました」

 ―どう病気を説明したか。

 北斗「あのね、おっぱいなくなっちゃうんだよ。お前たちのこと、ずっと抱いていたおっぱいがなくなっちゃうんだよって…【涙】伝えました。息子は『うん。頑張って』って」

 ―家族のありがたさ。

 健介「ずっと前からそうなんですけど、僕は久子(北斗の本名)がいなかったら生きていけないなって、ずっと思ってます…【涙】。今回、乳がんになってしまったことが分かった時【涙】、意味をもう一度考えました。絶対絶対、オレは死ぬまで横にいてほしいと思ってます。僕がじいさんになっても、ばあさんになって横にいてほしい…【涙】

 北斗「この人(健介)、告知(7月7日)から10キロくらい体重が落ちて。家族には申し訳ない気持ちです。(入院中は)私…薬を飲まないと恐怖で眠れませんでした。パッと目が覚めると、横にいるはずの人がいないんじゃないかって。不安で不安でしょうがない時、側にいてくれるだけでいいんですよ。がんになって、私、死んじゃうのかなって思ったりとか、子供たちを見るとこの子たちが白髪になるまで見られないんじゃないかなって思ったり。やっぱり眠られなくて、そんな時、ずっと黙って(健介が)側にいてくれて。側にいてくれるだけでいいってこういうことなんだなあと思いました」

―毎年きちんと検診を受けていた。

 北斗晶「私たち、表に出るもの(芸能人ら)が受けないと世間の皆様を引っ張れないと思っていましたから。でも、それが(自分も乳がんになる可能性があるということを)信じられなかったもとだと思います。祖父と祖母が胃がんだったので、そっちを疑っていました。でも、ブラインドスポットという映りにくい部分があることは今回初めて知りました。これまで検査を受けていた病院が見逃していたということではないんです。(去年の検査時は)写らないような大きさのがんだったんです。それがあっと言う間に倍から倍に、1センチだったものが告知されて2か月半で2・5センチになっていました。わきにまで転移して。みなさんにお伝えしたいです。乳がんって遺伝じゃないんですよって。マンモグラフィーが痛いから(検査に)行かなかったなんていう方もいらっしゃいますけど、(手術を受けた)この胸の痛みに比べたらちっとも痛くないです。だから私は、いつかみんなにこうなっちゃうかもしれないんだよ、ということを見せるべきだと思う。(着ていたジップアップパーカのふくらみのなくなった右胸部分を示し)胸がなくなるってこういうことなんだよってことを見せるべきだと思うんです。まだ検査を受けていない方はたくさんいるので。ちょうど10月でピンクリボン月間でもありますし、たくさんの人に受けてほしいと思います…(涙)。もう隠そうとも思っていないし、あえて目立たないようにしようとも思ってないんですよ。私が入ってきた時、みなさんココ(胸)に目が行ったと思うんですけど、それでいいと思うんです、私。これでたくさんの人が(検診に)行って下さったらいいと思いますし、乳がんだけじゃなく、大病の方がたくさんいる中で『北斗晶が頑張ってるんだから自分も頑張ろう』って。看病に疲れた時に『健介も頑張っているんだからオレも頑張ろう』って思ってもらえたら右胸をなくしたことは無駄にならなかったと思います。病気だけじゃなく、生きているのがつらいなと思う時もあるはずですし」

 ―病状と今後の治療について。

 北斗「抗がん剤も良くなっているそうですけど、やっぱり吐き気や倦怠感、高熱も脱毛は考えられます。胸をなくすことより心を崩す人がいるということについて、(医師は)いろんな説明をしてくれました。私も転移しないように闘っていかないといけないです。皆さんが聞きにくいところだとおもいますけど、(がんの進行度は)ステージ2のB、極めて3に近い段階です。胸だけだったら5年後生存率は70%でしたけど、わきまでいってしまっているので生存率は50%です。そう宣言されました。でも、負けないように闘います」

 ―術後の影響は。

 北斗「無理をしない程度になら、どこかに行ったり好きなものを食べたりもできますけど、リンパを取ってしまっているので。重たいリュックは一生背負えません。血圧は計れないし、注射も点滴も右腕にはやってはいけません。一生できないんだって聞いた時は、とんでもないものを背負うことになってしまったなって思いました」

 佐々木健介「死ぬほど悲しいことですけど、チャコ(北斗の本名)の前では笑っていたいです。変なストレスとか感じさせないように、家の中では笑える雰囲気にしてあげて、少しでも楽にしてあげたい。それが家族にできることなんじゃないかなと思います。1人じゃないですよね。(北斗は)笑ってくれる。僕、すごいなと思っています」

―右の乳房を失って。

 北斗晶「実は、なくなった胸を見るのは何よりも勇気の要ることでした。今日は見よう、今日は見ようと思いながらなかなか見られなくて。10月1日に見て、今日で2日経ちますけど、見た時は衝撃でした。今日、家に帰ってからまた泣くかも知れないですけど、同じように全摘された方々にも『おっぱいかたっぽなくたっていいじゃん。生きていられるから』って言いたい。生きていられることってすごいなと思うし、私も『かたっぽないくらい何だよ』って思って生きていこうと思います。(今後、抗がん剤治療を受けて)髪の毛がなくなったらなくなったで泣きますよ。泣きますけど、でもいいじゃんって。そんな感じで生きていけたらいいなって」

 佐々木健介「これから、お風呂に入ったりする時に自分の胸を見ると思います。でも、そういう時は我慢しないで泣いてほしいです。悲しみは僕たちも一緒なので。もう自分だけの体ではないので。一緒に苦しんでいきたいです…(涙)」

 ―おしどり夫婦で有名です。

 北斗「(健介は)仕事に対しては鬼と恐れられる人なんですけど、本当はナイーブで。あらためて思ったのは、逝くならこの人を先に逝かさないとってことです。私が先に逝っちゃったらダメですから。逝くなら一日も早くこの人を逝かさないと、と思ってます」

 健介「僕は仕事にはすごく厳しいんですけど、(照れ笑いを浮かべつつ)けっこう寂しがり屋なんです。一日でもいいから死ぬ時はオレに先に逝かせてほしい。(北斗は)怖いですけど、裏にはすごく温かい優しさがある人なんですよ。僕には分かっています。かけがえのない存在です」

 ―今後の治療のスケジュールは。

 北斗「10月下旬から抗がん剤治療が始まります。半年間くらいにわたって8回、投与すると先生には言われています。それが終わってから放射線治療、ホルモン剤治療に移ります。一段階終わったら次、と。私にとって未知の世界です。ドラマでしか見たことがないので。どんなふうになるのか、やっぱり不安です」

 ―今日退院。食べたいものは。

 北斗「今は病院食もおいしくて、毎日毎日ありがたくいただいていました。でも先生からは太るなと言われていて。少し太らないように頑張ります」

 健介「食事もそうですし、行きたいところに連れていってあげたい。少しでも楽しみを増やしてあげたい。食事は作れないですけど…ちゃんことかなら(笑)」

 ―生活に影響は。

 北斗「リンパを取っているので無茶はしないでとは言われましたけど、普通に生活していいよ、ということです。胸がないだけで。でも、抗がん剤治療が始まったら、そうはいかなくなると思います」

―10月1日が結婚20周年でした。

 佐々木健介「じいさんばあさんで白髪になった時、縁側でお茶飲もうねって話をしていたのが、今では普通の夢ではなくなってきました。そんな、何でもないことやりたい。ただ、僕の横にいてくれて、一緒にお茶を飲んでくれるような、なんでもないことをしてくれたらうれしいです」

 北斗晶「人生もそうですけど、結婚も20年でやっと成人式。こうやって生きていること、おはようと言えること、文句を言えることって幸せなんだなと思いました。この人、暑い時もくっついてくるんですよ。『暑いよ』って言うと余計にくっついてくる。それだけでいいです」

 ―ファンにメッセージを。

 北斗「眠れない日々、たくさんいただいたブログのコメントを読んだりしていました。『私も乳がんに苦しんでいます』とか『これから検診に行こうと思います』とか、たくさんたくさんコメントをくれて。毎日毎日、真夜中の眠れない時に支えてくれたのはみなさんです。最初は『小騒ぎ』になるからごめんねって(周囲の)みんなに言っていたんですけど、テレビを付けると自分が映っているような状態になって、マスコミの皆さん、記者の皆さんに御礼が言いたいです。みなさんの力で検診に行ってくれる人が増えたので。大騒ぎしてくれてありがとうございます、という感じです。そうでなければ、やっぱり(乳がん検診には)怖いイメージがあったと思います。でも、マンモグラフィーなんて手術と比べたら痛くもなんともないですから」

 ―ファンは復帰を待っています。

 北斗「私はテレビは楽しいものだと思っています。小さい頃からテレビが大好きで。ウチは農家で1台しかなかったので、取り合いをするくらいテレビが大好きで。なんでだろうって思った時、テレビは楽しいからなんですよね。だから、本当に元気になれた時に戻りたいです。中途半端にヨタヨタして戻ることは私はしたくない。『全然オッケー!』っていう状態になった時、皆さんの前に戻りたいなって。その間はこの人(健介)がお世話になります」

 ―戻ってくる時は鬼嫁ってことですね。

 北斗「もちろんです。おっぱいがないこと以外、もうなんともないって言えたらいいですね」


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